昆虫生態学において、幼虫の脱皮と脱皮の間の段階を表す「齢(れい)」。『齢 instar』シリーズは、「さなぎ」という事象に象徴されるような、時間、変容、両義性、儀礼に着目し、環境-身体-音-映像の相互関係で成り立つ空間を試行します。

 
  齢 instar 01:7 /18(祝)- 7/19(火)@ 東京芸術センター・ホワイトスタジオ
  齢 instar 02:9 /23(金)- 9/25(日)@ PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA
  齢 instar 03:12 月上旬 

昆虫生態学において、幼虫の脱皮と脱皮の間の段階を表す「齢(れい)」。『齢 instar』シリーズは、「さなぎ」という事象に象徴されるような、時間、変容、両義性、儀礼に着目し、環境-身体-音-映像の相互関係で成り立つ空間を試行します。

 

齢 instar 01

  7 /18(祝)- 7/19(火)
  @ 東京芸術センター・ホワイトスタジオ

齢 instar 02

  9 /23(金)- 9/25(日)
  @ PHOTO GALLERY FLOW NAGOYA

齢 instar 03

  12 月上旬


installation / performance

齢 instar 02

 
 

変容していくものとして身体をまなざす。
輪郭から遠ざかり、異質なものに導かれ、
身体は生成する。

 
 
『齢 instar02』では、20227月に東京芸術センターで発表した『齢 instar 01』をベースに作品を再構築します。ホワイトスタジオという大空間で展開した『齢 01』に対し、『齢 02』は大幅にスペースを縮小し、定まらなさの感覚のなかで往還しつつ偏在するものに着目します。
私たちの身体は、物質であり、時間的に変化していくもので、その根底には超自然の次元を含んでいます。内部にあるもの、奥にある流れが持つリズムが、それをかたちづくります。動かずに、受動的でありながら能動的であること。向こうからやってくる異質なものとともに、小さなギャラリー空間に内的な空間を広げていきます。
 

 
 
photo: KENSAKU SEKI  『齢 instar 01』より

installation / performance

齢 instar 02

 
 

変容していくものとして身体をまなざす。
輪郭から遠ざかり、異質なものに導かれ、
身体は生成する。

 
 
『齢 instar02』では、20227月に東京芸術センターで発表した『齢 instar 01』をベースに作品を再構築します。ホワイトスタジオという大空間で展開した『齢 01』に対し、『齢 02』は大幅にスペースを縮小し、定まらなさの感覚のなかで往還しつつ偏在するものに着目します。
私たちの身体は、物質であり、時間的に変化していくもので、その根底には超自然の次元を含んでいます。内部にあるもの、奥にある流れが持つリズムが、それをかたちづくります。動かずに、受動的でありながら能動的であること。向こうからやってくる異質なものとともに、小さなギャラリー空間に内的な空間を広げていきます。
 
 


 
 
photo: KENSAKU SEKI  『齢 instar 01』より

 
インスタレーション展示
 2022年9/23(金)-9/25(日)
 金・土 13:00-19:00  /  日 12:00-16:00 
 
▶︎ パフォーマンス
 2022年9/23(金)-9/25(日)
 金・土 15:00・17:00 / 日 13:00・15:00
 
▶︎ 会場
 PHOTO GALLER FLOW NAGOYA
 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目16-24
 名駅前東海ビル2F 207A
 https://www.photo260nagoya.com
 
問合せ
 SC∀LR info@art-scalar.com

 

インスタレーション展示
 2022年9/23(金)-9/25(日)
 金・土 13:00-19:00  /  日 12:00-16:00 
 
▶︎ パフォーマンス
 2022年9/23(金)-9/25(日)
 金・土 15:00・17:00  /  日 13:00・15:00
 
▶︎ 会場
 PHOTO GALLER FLOW NAGOYA
 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目16-24
 名駅前東海ビル2F 207A
 https://www.photo260nagoya.com
 
問合せ
 SC∀LR info@art-scalar.com

 

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参加メンバー

演出/パフォーマー:小池陽子〈ダンサー/振付家〉
バレエダンサーとしてキャリアをスタート。2008年から活動のフィールドをコンテンポラリーダンスに移行し、創作活動を開始。その後、ダンサー・振付家としてアジア・中東・東欧などで数々の舞台や国際フェスティバルでダンスのキャリアを積む。“Seoul International Choreography Festival 2015”  第3位、審査員賞受賞。2021年、京都芸術大学大学院芸術研究科芸術環境専攻超域プログラム修了。2021年、SC∀L∃Rを立ち上げ、領域を横断するアーティスト・コレクティブでプロジェクト単位の創作活動を開始。身体が成しうることへの発見と驚きが活力源。https://yokokoike.com
 
映像:山根晋〈映像/写真作家〉
映像や写真を主たるメディアとし、自身の直接経験を反映させた作品を制作している。近作に、陶芸家・黒田泰蔵氏の作品を撮った《ENTO / MEIPIN》(写真/インスタレーション,2021)台湾シャーマンとの滞在交流(台南市AIR)からインスピレーションを得て制作した《隱身瞞風》(映像インスタレーション,2020)奈良春日の杜に積層する原始宗教的な時間を掬った《春日森絵巻》(映像インスタレーション,2020)など。フローズンヨーグルトが好物。
 
音楽/サウンドデザイン:山中透 〈作曲家/プロデューサー/DJ〉
学生時代、京都を中心に実験音楽系のフィールドで活動し、マルチ・メディア・パフォーマンス・グループ「dumbtype(ダムタイプ)」の立ち上げに参加。創世記のメンバーとして、音楽と音響を担当。1989 年より現在も続く日本初のドラァグクイーンイベント「Diamonds Are Forever」の主催、DJ を務め、京都METRO 他、大阪、東京などで 開催、DJ を務める。2006 年 シンガポールシアター芸術監督 Ong Keng Sen「Geisha」で、シンガポール チャイニーズオーケストラとの共演、2009 年「Diaspora」エジンバラ・フェスティバル公演 (スコットランド)、2010 年 ライティングアーティスト 高橋匡太、平田晃久らとの共同作品「CANON NEOREAL 2010」をミラノサローネ (イタリア)で発表など、2000 年以降、世界中のアーティストとコラボレートを行っている。2020年dumbtypeパフォーマンス「2020」に参加。ソロコンサートも精力的に行っている。
 
アドバイザー:清水 康介〈ライター・エディター〉
日英バイリンガルのウェブメディア『タイムアウト東京』にて編集者、ライターとして、主にアート関連の記事を担当。退社後はフリーランスとして、カルチュラルレビューサイト『RealTokyo』の編集や、NPO法人スローレーベルの賛助会員向けコンテンツの記事執筆などを手がけている。2021年、ダンサー・美術作家の辻本佳による作品『渠』(長野県茅野市・京都府京都市)で演出助手を担当。

参加メンバー

演出/パフォーマー
小池 陽子〈ダンサー/振付家〉
バレエダンサーとしてキャリアをスタート。2008年から活動のフィールドをコンテンポラリーダンスに移行し、創作活動を開始。その後、ダンサー・振付家としてアジア・中東・東欧などで数々の舞台や国際フェスティバルでダンスのキャリアを積む。“Seoul International Choreography Festival 2015”  第3位、審査員賞受賞。2021年、京都芸術大学大学院芸術研究科芸術環境専攻超域プログラム修了。2021年、SC∀L∃Rを立ち上げ、領域を横断するアーティスト・コレクティブでプロジェクト単位の創作活動を開始。身体が成しうることへの発見と驚きが活力源。https://yokokoike.com
 
映像
山根 晋〈映像/写真作家〉
映像や写真を主たるメディアとし、自身の直接経験を反映させた作品を制作している。近作に、陶芸家・黒田泰蔵氏の作品を撮った《ENTO / MEIPIN》(写真/インスタレーション,2021)台湾シャーマンとの滞在交流(台南市AIR)からインスピレーションを得て制作した《隱身瞞風》(映像インスタレーション,2020)奈良春日の杜に積層する原始宗教的な時間を掬った《春日森絵巻》(映像インスタレーション,2020)など。フローズンヨーグルトが好物。
 
音楽 / サウンドデザイン
山中 透 〈作曲家/プロデューサー/DJ〉
学生時代、京都を中心に実験音楽系のフィールドで活動し、マルチ・メディア・パフォーマンス・グループ「dumbtype(ダムタイプ)」の立ち上げに参加。創世記のメンバーとして、音楽と音響を担当。1989 年より現在も続く日本初のドラァグクイーンイベント「Diamonds Are Forever」の主催、DJ を務め、京都METRO 他、大阪、東京などで 開催、DJ を務める。2006 年 シンガポールシアター芸術監督 Ong Keng Sen「Geisha」で、シンガポール チャイニーズオーケストラとの共演、2009 年「Diaspora」エジンバラ・フェスティバル公演 (スコットランド)、2010 年 ライティングアーティスト 高橋匡太、平田晃久らとの共同作品「CANON NEOREAL 2010」をミラノサローネ (イタリア)で発表など、2000 年以降、世界中のアーティストとコラボレートを行っている。2020年dumbtypeパフォーマンス「2020」に参加。ソロコンサートも精力的に行っている。
 
アドバイザー
清水 康介〈ライター・エディター〉
日英バイリンガルのウェブメディア『タイムアウト東京』にて編集者、ライターとして、主にアート関連の記事を担当。退社後はフリーランスとして、カルチュラルレビューサイト『RealTokyo』の編集や、NPO法人スローレーベルの賛助会員向けコンテンツの記事執筆などを手がけている。2021年、ダンサー・美術作家の辻本佳による作品『渠』(長野県茅野市・京都府京都市)で演出助手を担当。


非常にたくさんのものごとが起き、無意識のうちに膨大な情報が体内に入ってくる現代社会において、静かに「内在するもの」を感じようとすること、「気づき」という繊細な実践に、豊かさの本質を見出せるのではないでしょうか。それは、遠いものと近いものを行き来するような、いくつかの原理から出発して無限に大きなものを目指すこと、無限に小さなものに耳を澄まそうとすることでもあり、訪れる矛盾や違和感を受け入れることの模索でもあります。『齢 instar』では、時間や空間など、目に見えず、実体のないものに対して、人間の身体だからこそ表現できること、人間だから感知できることの「相互関係」で作品を構築することを試みています。 
瞬間瞬間に生じること、知覚の出現とその交錯が、今回の作品の本質を成しています。世界は頭の中のイメージとして現れるのではなく、私たちの遊び場として現れます。目の見えない人が、試行錯誤しながら周囲の環境の中で自分の位置を確認していくように、その経験の場は常に不確定で、周到なものではありません。私たちは、私たちを支える社会文化的な足場に頼りながら、手探りで、時間をかけて自分の知覚経験を広げていきます。私たちの知覚探求のプロセスは、決められたものとして理解されるべきではなく、私たちが何をするか、何をする準備ができているかに依存していると思うのです。 
身体は瞬き、佇み、呼吸や動きを生み出し、別なものとなり、つねに自らを新たに 身体化しています。身体は世界の中にあり、世界は身体の中にあります。何を取り込み、何を取り込まないのか。現象的な身体は「存在する」のではなく、「生成する」のです。 

小池 陽子